イラスト:元夜
著:抹茶


「ハジメ、おはよう」!
あたしは、その後姿を見て、ドキドキしながら、声をかけました。
「おはようございます」彼女は、丁寧に挨拶を返してくれます。
やっぱり彼女だった、あたしの彼女、昨日できたの。
何歩走って、彼女のそばに来て、あたしたちは、そのまま並んで歩き出しました。
今日も、学校が楽しみです。
だって、大好きな彼女が側に居てくれるから……

ハジメの手の甲と時々ぶつかり、時々離れて、ちょっとモヤモヤ気がする。
手を伸ばして、彼女の手を握りたいけど、周りの目があるし、恥ずかしいよ。
でも、我慢できないかも。
「ね、手」
「て?」
「繋いで、いい?」
「…」
「やっぱ、ダメか」
がっかりしているあたしになにか温かい感覚が手の先から伝わってきた。
見ると、ハジメが微笑んで、指先で、軽く触れた。
それだけなのに、嬉しくて、顔が熱くなってきちゃった。
「ありがとう」
あたしも笑ってお礼を言うと、彼女は小さくうなずいた。
「今日、楽しみ!」
「うん!」
あたしたちが歩いている道には、木陰が少ないから、直射日光を浴びると結構暑い。
今日は、そんなに暑くなりませんように。
「そういえば、今日の朝ごはんはなんですか?」
「パン」
「パンだけなの?」
「うん、早くハジメに会いたくて、急いで来たから」
「嬉しいです」
あたしたちは笑いながら、いつもより少し早めに歩いて行きました。
「ねえ、聞いてもいいかな? どうして、あたしのこと好きになったの?」
「えっと、それは……」彼女は少し考え込んでしまいました。
困らせてしまったみたいで、申し訳ない気持ちになりました。
「ごめんなさい、言いたくないなら言わなくても大丈夫だよ」
「いえ、違うんです、あの、笑わないでくださいね」
彼女は俯いて、小さな声で話始めてくれました。
「私のお母さんって、よくお父さんと一緒に海外旅行に行くんですけど、たまに家に一人きりになる時があって、寂しいんですよ」
「うん」
「それで、みーちゃんがいつもそばにいてくれたから、私は救われていたんです、だから、その……あ! 別に変なことじゃなくて、普通のことですよ」
「ふ~ん」
「もう、信じていませんね」
「ごめんね、疑っているわけじゃないんだけどさ、なんか想像できなくって」
「ひどいです」
「ごめんってば、でもね、こうして付き合えるなんで想像すらできなかったんだ。」
「確かにそうですね、私も最初はただ一緒にいるだけで満足していたんですけど、いつの間にかもっと先のことをしたいと思うようになっていました」
「それってもしかして」
「はい、そういうことです」
「そっか、あたしと同じなんだ」
「そうなんですか?」
「うん、でんもハジメもそんな事考えてるなんで思いもしなかった、ずっとピュアな感じのはずだ」
「ピュアって、どういう意味ですか?」
「純粋ってことだよ」
「なるほど、では私が純情乙女だということですね」
「う~ん、まあ、そんなところかな」
「そうでしょうとも」
ハジメが自慢げな表情をして、胸を張って、あたしの腕を引っ張ってくっつこうとする。
でも身長差がありすぎて、全然くっつかない。
ちょっと悔しい。
「ところで、みーちゃんはどんな風に私を想ってくれているんですか?」
「え!? 大好きだけど」
「えぇ……普通やなぁ……」
「だって、本当に好きだもん」
「もっと具体的にお願いします」
「具体的と言われても……そうだな、例えば……キスとかしてみたいな」
「き、キスですか?」
ハジメが頬を赤らめて、恥ずかしそうな顔をしています。
「ダメ?」
「ダメではありませんけど……まだ早いというか……」
「じゃ、今度しよっか」
「はい……」
ハジメが恥ずかしがりながらも、了承してくれました。
「やった! 約束ね」
「わ、分かりました」
「っていうか、先のもっと先のことってどういう意味?」
「それは……その……」
「ねぇ、教えてよ」
「……言わないとダメですか?」
「だって気になるじゃん」
あたしが問い詰めると、彼女は観念したように話し始めました。
「実は、いつか、みーちゃんと、大人の関係になりたいなと思っています」
「だと思ってたんだけど、でも、キスぐらい顔真っ赤になるハジメにはそいうことちょっと想像つかないな」
「え? みーちゃんは私のことを子供扱いしているんですか?」
「違うよ、大人っぽい雰囲気はあるけど、あたしはやっぱりハジメはピュアな子だと思うんだよね」
「むぅ、じゃあどうすればいいんですか?」
「あたしがリードするから、ハジメは何もしないでいいんだよ」
「それって、つまり、みーちゃんに任せておけばいいということですね」
「うん、そういうこと」
「では、よろしくおねがいします」
「こちらこそ」
あたしたちは笑い合いながら、手をつないたまま、教室に向かいます。
これから、どんな楽しいことがあるのか楽しみで仕方ありません。

おわり

「初酱,早上好」
看到那略显熟悉的身影,我的心脏开始快速跳动,仿佛催促着我叫住了她。
「早上好」她有礼貌的回应着我。
果然是她,我昨天刚刚交到的女朋友。
我三步并做两步跑到了她的身旁,和着她的步子一起走去。
真期待今天的校园生活呢。
因为,我最喜欢的她会一直陪在我身边……

初酱的手背和我的手背时而碰在一起,时而分开,挑逗着我的内心。
我非常想和她牵着手一起走,不过周围还有其他人,那样非常害羞啊。
但是,我大概已经到了忍耐的极限了吧。
「呐,手」
「手?」
「可以牵手么?」
「…」
「果然,不可以嘛」
就在我失望的时候,一股温暖从指尖传遍了全身。
看过去就发现初酱微笑着轻轻地握住了我的指尖。
仅仅是这样,我就高兴地全身发烫了。
「谢谢」
我笑着对她说到,她轻轻的点了点头。
「今天也很期待呢!」
「嗯!」
这条路上没有多少树荫,阳光洒在身上不免让人有些热
希望今天能够变得凉爽一点。
「说起来你今天早上吃的什么呀」
「面包」
「只有面包么?」
「嗯,因为想要早点见到初酱就快点赶过来了」
「好开心」
我们笑着,一起快步向前走着,脚下的速度似乎比平日快了些许。
「呐,可以说一说,你为什么会喜欢我呢?」
「那个,嗯……」她陷入了思考。
看样子这个问题让她有所困扰了,我突然感觉有些对不起她。
「抱歉啦,如果不想说也没有关系的」
「不,不是这样的,那个,听完请不要笑我啊」
她低下头,小声地开始讲述。
「我的父母经常一起出国旅行,总是留下我一个人在家里,那段时间真的很寂寞」
「嗯」
「但是美井总是陪在我的身边,可以说是美井拯救了那个时候的我,所以说,那个……啊!不是什么奇怪的原因啦,就是很普通的」
「是嘛——」
「真是的,果然不信我啊」
「抱歉啦,我不是怀疑你,只是感觉原因很难想到呢」
「好过分啊」
「抱歉了啦,但是,能够像这样和初酱一起交往我连想都不敢想呢」
「确实是呢,最开始我也是觉得只是能够这样在一起就非常满足了,不知不觉的就开始幻想和美井一起的未来了」
「一起的未来莫非是……」
「是的,就是你想的那样」
「这样啊,看来和我想到一起去了呢」
「是这样么?」
「嗯,但是初酱居然也会考虑这种事情啊,我一直觉得初酱和纯呢」
「纯是指什么意思?」
「就是说感觉你很单纯啦」
「原来如此,也就是说我是纯情少女呢」
「嗯——,嗯,就是这种感觉」
「我就是纯情少女啦」
初酱一脸骄傲的说着,拉住我的手臂贴了过来。
不过身高差有些大的她完全没有办法这样呢。
这不禁让我有些懊悔。
「话说回来,美井是怎样看我的呢?」
「诶!?非常喜欢呀」
「诶……好普通的回答啊……」
「因为就是很喜欢嘛」
「请再具体一点」
「就算你这样说……嗯,大概是想要接吻之类的」
「接,接吻么?」
初酱红着双颊害羞起来。
「不行么?」
「我没有说不行啦……只是感觉还早……」
「那下次试一试吧」
「好的……」
初酱红着脸害羞的答应了我。
「好耶!那就这样定了哦」
「我,我知道了啦」
「话说回来,你刚才说的一起的未来是什么啦」
「就是……那个……」
「告诉我嘛」
「……不可以不说嘛?」
「因为我很好奇嘛」
在我咄咄逼人的气势之下,她慢慢的开口了。
「就是,我想要和美井一起变成大人之间的关系」
「我就知道是这样,不过,听到接吻就这样脸红的初酱会这样想还是有些难以想象呢」
「诶?美井又拿我当小孩子了!」
「没有啦,而且初酱很有成熟的感觉哦,不过我还是觉得初酱很单纯啦」
「唔,那我应该怎么做嘛!」
「让我来带领你慢慢做好了,初酱什么也不用做哦」
「那,也就是说,一切都交给美井就好了么」
「嗯,就是这样」
「那就拜托你了」
「我也是」
我们有说有笑的牵着手朝着教室方向走去。
今后我和初酱之间大概还会有无数的开心的事情吧,好期待啊。